バリ島での出会い-初めてのヨガ

食べて祈って、恋をして

数回にわたってバリ島旅行のことをブログに綴ります。この旅行では、食、ヨガ、心が密接な関係にあることを短い期間で濃厚に味わうことができたことを少しずつお伝えします。(第2話)

ロビナの朝は早い。明け方前から寺院でのお祈りが始まる。鐘の音とお経がジャングル全体に鳴り渡る。目が覚めるとまだ薄明り。時差ボケも多少あり、空腹になっていた。朝食はなんだろう。5種類の朝食から何がいいか昨晩聞かれていた。しかし、まだみんな寝静まっている。朝がまだ早いのだ。

目が覚めてしまったので、シャワーを浴びることにして身支度をする。といっても、ヨガをするので、動きやすい服装だ。

7時を少し回り、朝食の時間が来た!自家製のヨーグルト、フルーツ、トースト、そして卵料理だった。自家製ヨーグルトは、屋外に置かれた籠の中で発酵し、それを毎日食べれるようにしている。久しぶりに食べた自家製ヨーグルトは濃厚で優しい味がした。

10時になるとヨガが始まった。オーナーがインストラクターを兼ねている。参加者は、宿泊客の中でも、我々を含めた初心者の4人。太陽礼拝からスタートした。眼下に広がるジャングルと、その先に見える海を見下ろすことができる東屋でヨガは行われた。海から吹き上がる風は東屋を通り抜けていく。初めてのヨガでは、呼吸さえも難しく、動きに呼吸が追いつかない、もしくは止まってしまう。力むと呼吸が止まるのだ。継続して呼吸を続けなければならない。東京の生活は、呼吸を短くし、時には止めてしまっているのかもしれなかった。

ヨガはインナーマッスルを鍛えるというが、まさにそうだった。筋力がないのがあからさまに分かっていく。優しい動きの中に、自分を支えるだけの力がないのだ。身体がすぐにバランスを崩し、ユラユラする。そして、関節の硬さがさらに身体をユラユラさせ、必要以上に力ませる。
ヨガが全身運動というのを改めて実感した。また、身体が自分の思うように動かない、別動隊かのような、不思議な感覚がした。後から、知ったことだが、ヨガを続けていくと、マインドとボディは自己ではないという境地にあるらしい。

90分程度のヨガを終え、しばらくしたら昼食の時間となった。なんだろう、楽しみだ。

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