バリ島での出会い-みんな初めまして コメントする / 食 / By HYYORI Editorial Team 食べて祈って、恋をして 数回にわたってバリ島旅行のことをブログに綴ります。この旅行では、食、ヨガ、心が密接な関係にあることを短い期間で濃厚に味わうことができたことを少しずつお伝えします。(第1話) 2010年公開のジュリア・ロバーツ主演映画、「食べて祈って恋をして」を鑑賞後、無性にバリ島に行きたくなって、友人とバリ島に出かけた。完全個人旅行の4泊5日間。映画のような状況を期待しながら行ったわけではなく、メディテーション(瞑想)がしてみたい。それなら、バリ島のどこがいいか。調べていたら、バリ島の中心地、デンパサールから北に車で5時間ほどの町にヨガとメディテーション、療法マッサージも全て揃っている場所を見つけたのだった。当時、東京で多忙な日々を送っていた自分のために何かしたかったのだ。それまでヨガやメディテーションもしたことなく、全身マッサージも苦手だった。宿泊地のヴィラでは、滞在中の3食、朝のヨガ、3回の療法マッサージを依頼した。インドネシアルピアと円を換算すると、宿泊代は鞄一つ要る位の量になるということだったので、送金にて支払った方がいいとのことだった。到着前の1週間ほどには振込確認ができるようにとのことだった。バリ島までの飛行機は羽田空港を深夜に出発し、昼前後に到着した。そこから迎えに来ていたバンに乗り込み、約5時間ほどの道のりを北上した。道中、大人で30センチ背丈の可愛いサルを何度も見かけた。到着した時は、すでに夜の7時を過ぎていた。我々以外には、既に2組の宿泊客がいた。1組はイギリス生まれのインド人で、インドでの滞在後、このヴィラに来たとの事だった。もう1組はベジタリアンのブラジル人だった。ヴィラのオーナーは、アメリカで弁護士をしていたが、キャリアチェンジをしてこのヴィラを開いたマレーシア人だった。初めての日本人宿泊客が来るということで、オーナーは内心ドキドキしていたらしく、意思疎通はできるだろうか、食べ物は大丈夫だろうかと。これまで経験がなかったので不安もあったようだが、我々も外国生活を経験していたりと、その点は問題ないことが分かると、安心したように微笑んだ。到着した日は、軽めの夕食を済ませ、長時間の移動を終え、疲れ切ったままその日は眠りにつくことになった。どこからともなく、漂ってきたナイトジャスミン(夜香木)の香りに包まれながら、東南アジアの夜の静けさのに落ちていった。*ナイトジャスミン西インド諸島原産のナス科の植物。昼間は葉を茂らせ、日没から2時間後くらいから小さな白い花を咲かせ、強く芳香し、明け方まで続く。